
小学生で初めての英検、何か気を付けることはある?



付き添いってどこまで親がついれいられるのかな
子どもが初めて英検を受験するとなると、親の方が緊張してしまいますよね。
我が家もつい先日、小学2年生の娘が初めての英検5級に挑戦してきました。
当日の付き添いの様子や教室の雰囲気などをまとめたので、本番の参考にしてみてください。
また、英検5級を受験するまでの勉強方法や、受験直前の対策などについても紹介します。
小学生が初めて英検5級を受験!その前に行ったこと


英検は、英検ジュニアとは違って、合否が出る検定。



初めての試験で不合格になると、モチベーションも下がるし、なによりガッカリする様子を考えるだけでかわいそう・・・
まだ小学生なので、ギリギリの挑戦で英検を取得する必要はありません。
そのため、実力が付いていなければ見送るつもりでした。
実力を測るために行ったのが、本番通りに過去問を解くことです。
公式過去問で正答率を確認
英検5級の過去問は、公式サイトに掲載されています。
試験時間を通して集中できるのか知っておくためにも、机に座らせて時間通り試験を行いました。
リーディングは後半でやや集中力が落ちたものの、しっかり最後までやりきれました。



長くて疲れた~、でも試験受けたいから頑張った!
リスニングは同じ内容が2回繰り返されるのですが、だいたい1回目で回答してしまうので、1問ごとに手遊びしがちです。
採点結果は、リーディング2問間違い・リスニング1問間違いだったので、そのまま英検に申し込み。
なお、我が家では、過去問を解く3カ月前に英検ジュニアゴールドを受験していたのですが、英検5級のリスニングの方が簡単そうでした。



問題が簡単なのか、3カ月でリスニング力が上がったのか・・・?
英検ジュニアゴールドについては、以下の記事にまとめてあります。


英検5級の付き添い体験


娘の初めての英検は、小学2年生春のことです。
緊張していたのは、娘よりむしろ私の方。
こんな親御さんもきっと多いと思うので、我が家の英検5級付き添い体験をシェアします。
試験までに必須の準備
氏名や生年月日はともかく、回答部分は親が代筆することはできません。



過去問をやるときに、以下のような手順で塗るように教えました
- 問題用紙の正解だと思った選択肢に〇を付ける
- 問題と解答欄の番号を確認する
- はみ出さずにしっかり塗る
「分からない問題は飛ばすこと」というのも教えたのですが、その場合は該当の問題に「☆」マークを付けて、マークシートは①番を塗りつぶすようにしました。
こうすると欄がずれにくくなりますし、時間が余れば後から見直しができます。
また、「英検 for Kids」で注意事項も確認。トイレに行きたくなったときや、試験中にまわりの子の解答を見てはいけないことなど、子どもと一緒に読んでおくと安心です。
英検 for kids! | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
受験当日の持ち物
我が家は、以下の4点を持っていきました。
- 受験票
- 鉛筆×2と消しゴム
- うわばき
- 折り紙
受験票は試験の1週間前くらいに届きました。届かない場合は、指定された期間内に問い合わせましょう。
鉛筆はHBと指定されていますが、持っていなかったので、学校で使っている2Bの鉛筆を持っていきました。
軸が丸いものは転がり落ちやすいので、三角や四角の鉛筆が安心です。
腕時計も持ち込んでよいそうですが、娘は持っていきませんでした。



会場が学校や塾なら、たいていは大きい時計が黒板の上にあると思います
最後の「折り紙」ですが、こちらは試験開始までの暇つぶし用です。
娘はじっと待つことが苦手なので、念のため数枚バッグに忍ばせておきました。結果、大正解でした。
試験日の付き添いの様子



子どもに付き添っている親ってどのくらいいるんだろう・・・?
と少し不安だったのですが、ふたを開けてみれば同じ教室の受験者全員に付き添いがいました。
今回は本会場での受験だったため、受付から試験開始まで1時間ほど時間があります。
ここで折り紙の登場・・・!
ブーブー言い始めたので、すかさず折り紙のリクエストをして、お花やらうさぎやら大量に作らせておきました。



教室の後ろの方を散歩してる子もいたよ
試験15分前からマークシートが配られ、保護者が生年月日、受験地、氏名等を記入。
記入が終わった後も特に退室を求められなかったので、試験5分前くらいまで付き添っていました。
英検5級の受験者の年齢層
最も人が多かったのが、高学年・中学生と思われる年代の教室です。
娘が受験した教室にいたのは、だいたい同じくらいの年ごろの子どもたちが約10人。
ほどよく田舎な受験地ですら低学年がこれだけいるということは、英語学習の低年齢化がどんどん進んでいるのは間違いないでしょう。



なるべく早めに学習を始めておいて損はなさそうですね
小学生が初めて英検5級を受けた結果は?
先日、Web上で合格発表がありました。
娘のスコアは以下のとおりです。


リーディングが25問中21問正解、リスニングが25問中23問正解でした。
3回分の過去問よりも少しミスが多かったので、天真爛漫な娘もさすがに緊張したのかもしれません。
なお、5級合格基準のCSEスコアは419点。
4級合格基準は622点なので、娘の場合、4級を受験するにはギリギリすぎるという参考になります。



英検バンドって何?



英検バンドはCSEスコア25点刻みで示される数値だよ。娘は630-419=211だから、英検バンドの5級合格点から9個目の区切りに位置するので「5級の合格ラインから+9上回っている」ということになるよ
英検5級受験の感想と今後の目標
英語学習を始めて1年だと、まだセンテンスで話すことが少ないので、英語を理解しているのかどうか分かりませんでした。
公文や英語塾のようにしっかり学ばせているわけではないし、もしかしたらひどく遠回りしているかもしれないと、少なからず不安があったのです。
でも、今回5級試験を受けたことで、これまでのおうち英語のやり方に自信が持てました。
娘の強い意志により、今後は英検4級を目標にします。



隣の席の子と友だちになって、4級で会おうねって約束したの!



それは頑張らなくちゃね!
でも、10月試験ではなく翌年1月の検定にする予定です。娘はいつ英検があるのか知らないので、特にごねられることもないでしょう。
それまでに、4級を余裕でクリアできる英語力をつけられるような英語学習をするつもりです。
英検5級までに行った勉強方法!BEST5


英検5級を受験するまでにやってきたことで、効果的だった学習を紹介します。
振り返ってみれば、効果があったのはどれも娘にとって楽しいもので、積極的にやりたがるものばかりでした。
- 【インプット&アウトプット】QQ English「スマートキッズ」
- 【インプット&アウトプット】英検5級単語カード
- 【インプット&アウトプット】英語絵本の読み聞かせ
- 【インプット】英語の歌や動画
- 【インプット】英検5級の過去問
❶ QQ English「スマートキッズ」
我が家の英語学習のメインは、QQキッズ
幼児や低学年の子どもが英語塾でやるような内容を、オールイングリッシュで学べます。
ごく簡単なレベルから初めるので、英語が分からなくてもなんとかなります。
レベルが上がってくるとぶっつけ本番は難しくなりますが、テキストを購入して予習・復習を行えば問題ありません。
娘は月8回コースで、週2~4回受講しています。
週2回でも、予習・実践・復習を繰り返すことで、なんとなく英語の感覚が身についているようです。



予習復習は私がサポートしながら、10分間くらいでテキストどおりのやりとりをする程度ですが、これだけでも十分です



ママがめっちゃ褒めるから、ついかっこつけて答えちゃうよ~笑
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❷ 英検5級単語カード
英検を受験するしないにかかわらず、小学生から英語学習を行う場合、早めに語彙を強化しておくのがおすすめです。



幼児のころからおうち英語をしている家庭のように、英会話やかけ流しから自然に語彙を習得できたらよいのですが、そこまで到達するまでに時間がかかりすぎます
動画や絵本など、年齢相応の英語コンテンツをなるべく早く楽しめるようにするには、語彙の強化が必須といえます。
語彙が増えたことで活用できるコンテンツが増加。
簡単な絵本を読み、幼児向け動画を理解できるようになってからは、見聞きしたものから語彙を増やせるようになっています。


❸ 英語絵本の読み聞かせ
夜寝る前には日本語の本だけではなく、英語絵本も1~3冊程度読みきかせしています。



夜に仕事をすることもあるので、毎日ではなく週3~4回くらいです
たくさん文字があるものは私が読み聞かせをしますが、ORTのレベル1+やレベル2くらいの絵本は娘が読んでいました。
また、何度も読み聞かせした絵本は、多少文字が多くても音読できるようになります。
音読は英語の4技能(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)すべての向上に役立つ勉強法とされています。
読み聞かせだけでも気になるセリフだけ覚えてしまいますし、音読する絵本は独り言英語でもブツブツ言い始めるので、絵本の力は偉大です。
ORTなど我が家で読んでいた絵本は、以下の記事で紹介しています


なお、我が家では学生1年間無料キャンペーンを利用して、ネイティブキャンプ
絵本を読みきかせしてもらい、ストーリーに沿った質問があり、最後に同じストーリーを音読するという流れです。



私が読み聞かせるのとは違って、質問タイムがあるのがいいですね!


❹ 英語の歌や動画
多くの表現に触れ、英語のリズムに慣れるために英語の歌や動画も活用しました。
特に歌は英語を始めて1~3ヶ月目で、意味も分からないのに「I’m so hungry♪」「I found one block of cheeze.」なんて歌っていました。
実際の食べ物のイラストを描いて歌ってみたら、あっという間に「a cup of ~」や「two slices of ~」などの不可算名詞の数え方をマスター。



もしかしたら最も効果的だったのかも・・・?
学習初期の英語動画はおもに隙間時間や、私が仕事が忙しくて構ってあげられないときに見せていました。
YouTubeだとCMが流れるのがうっとおしく、英語学習9カ月くらいまではディズニープラスばかり。
時間がたつごとに理解力がアップしたのか、だんだん反応がよくなってきて自分から英語動画を見たがるようになりました。


❺ 英検5級の過去問
過去問を使った模擬テストは、娘はとくに乗り気ではありませんでした。
最初は気合い入ってましたが、やってみたら面白くなかったようです。それはそうだ。
しかし、英検を子どもが受けるなら、避けては通れない道。
問題とマークシートをプリントアウトして、できるだけ本番に似せて模擬テストを行いました。
マークシートは「英検5級 マークシート」で検索すれば出てきます。



「サンプル」と文字が入っていますが、練習する分には問題ありません
リーディングの空欄補充はともかく、並べ替え問題は答え方がやや複雑なので、練習必須です。
リスニングは、英会話で先生の指示が理解できていたし、英検ジュニアゴールドも合格ラインだったので、対策しませんでした。
小学生なら英検5級は学習歴1年で合格できる
娘は小学1年生の春からおうち英語を始めました。
英語学習といっても、机に向かう勉強ではないので、娘は勉強している感覚はあまりなかったのではないかと思います。
私がやったことといえば、必要な教材を選び、やる気をキープさせるために褒めちぎるだけでした。
役に立ったと思う教材No.1は、QQキッズ
おうち学習だけでも英語力は伸びますが、やはり親以外と英語でコミュニケーションする緊張感があった方がよいでしょう。



この先も迷いながらではありますが、コツコツとおうち英語を続けていこうと思います!
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