「Webライターに興味があるので、とりあえず体験してみたい」という人も多いのではないでしょうか。
本格的にWebライターを副業にするかどうかは、仕事をしてから決めるのが一番です。
Webライターの始め方はとても簡単。
道具さえそろっていれば、コスト0円で今すぐ始められます。
現役Webライターがおすすめする、未経験からの始め方を紹介します!
- WEBライターの仕事に必要なもの
- 未経験からステップアップする近道
- おすすめのクラウドソーシングサービス
Webライターの仕事に必要なもの
WEBライターは誰でも始められますが、必要最低限のツールは必要です。
まずは、『パソコン』『ネット環境』『メールアドレス』を用意しましょう
パソコン
一つ目はパソコンです。仕事のやりとりはネット上で行うので、パソコンがないと仕事ができません。
というのも、記事を書く前にはリサーチが必要で、いくつものWebサイトを見に行くためスマホでは効率が悪いのです。
クライアントによって、CMSに直接入稿・Googleドキュメント・Wordファイル送信と、納品方法もさまざま。
資料ファイルが送られてきたり、校正ツールを使ったり、文字だけではなく画像挿入が必要なこともあります。
スマホやタブレットを使うこともありますが、すべての業務に対応するのは難しいでしょう。
しかし、数百文字程度の案件なら、スマホでこなせます。
まだWebライティングを仕事にするか決めていなければ、ごく簡単な案件から試してみるのもおすすめです。
どんなパソコンを選んだらいいの?
ライティングにしか使わないのなら、パソコンのスペックはほどほどで十分です。
ノートパソコンだと場所を選ばず、ゆったりソファに腰掛けながら仕事することもできますよ。
私がメインで使っているノートパソコンのスペックはこちら
- CPU:AMD Ryzen 5 4500U
- メモリ:8GB
- ストレージ:512GB SSD
- 画面サイズ:15.6インチ
- カメラ:あり
私はこれ1台で案件対応・スケジュール管理・ブログ運営を行い、確定申告もしています。
5年ほど使って何の不足もないので、このくらいのスペックのPCを用意すれば十分です。
インターネット環境
遠く離れたクライアントとやりとりするため、インターネット環境が欠かせません。
できればモバイルWiFiルーターより光回線を引く方がおすすめです。
モバイルWiFiルーターは安く使える点がメリットですが、契約内容によっては容量制限が設けられています。
仕事が増えるにつれ、若干頼りなさを感じるかもしれません。
また、通信速度や安定性についても光回線の方が優れています。
動きが鈍いと仕事のスピードも落ちてしまうため、なるべくよいネット環境を用意しましょう。
フリーメールアドレス
仕事を始める前にフリーメールアドレスを作っておきましょう。
フリーメールとはメールソフトを使わないWEB上のメールのことです。
アドレスはCMSや共有ファイルの権限を付与するために使用されることがあるため、仕事用として独立したアドレスを持っておくと安心です。
代表的なのは「Gmail」「Yahoo!メール」「Microsoft Outlook」あたりでしょうか。どれも無料で簡単にアドレスが作れます。
特に、仕事専用のGmailは作っておいた方が便利です
スプレッドシートやドキュメントなどGoogleのツールを使うクライアントも多く、Gmailアカウントは必須といってよいでしょう。
Gmaiは「Google アカウントの作成ページ」から登録できます。
クラウドソーシングサービスに登録
クラウドソーシングサービスとは、企業が外部委託した業務と在宅ワーカーを結びつけるプラットフォームのことです。
登録は無料なので、ひとまず以下のサイトにアカウントを作りましょう。
複数サイトに登録しておいた方が、幅広い案件から仕事を選べます
クラウドワークス
クラウドワークス
未経験者向けの案件が多く、受注のコツを押さえておけば仕事を獲得できるでしょう。
いくつかの基準をクリアするとプロクラウドワーカー認定されます。
認定を受けるとマイページにプロ認定マークが表示され、仕事が獲得しやすくなったり、高単価案件の依頼が来たりします。
\ こちらから登録できます /
クラウディア
Craudiaクラウディア
使い勝手はクラウドワークスとほとんど変わらないので、登録作業や仕事検索も簡単に操作できるでしょう。
ココナラのようにスキルを売るシステムもあるのですが、まだ販売者は少ないようです。
こちらに登録しておけば、初心者でも買い手がつく可能性が高いでしょう
\ こちらから登録できます /
ココナラ
仕事に応募するだけではなく、スキルを販売して買ってもらうこともできるサイトです。
初心者がいきなり販売を始めても依頼はこないのですが、登録する価値はあります。
というのも、Webライターに慣れてくると、商品を売るための『セールスライティング』を学びたくなるのです。
ココナラは『売れる宣伝文』を試せるし、人気が出れば強力な実績になります。
すぐ実績を作るのは難しいので、まずは簡単なスキルを売って高評価を稼いでおくとよいでしょう。
\ こちらから登録できます /
Webライターの仕事の始め方
ここまででWebライターになる準備はすべて終わったので、さっそく実践していきましょう。
①タスク案件にチャレンジ
まずは簡単な『タスク案件』に応募してみましょう。
登録したクラウドソーシングサイトでライティングの仕事を探すと、タスク形式の仕事が見つかります。
タスク案件は審査がなく、すぐに取りかかれる小さい仕事のこと。パソコンを持っていない人もスマホでチャレンジできます。
たいていは500文字以下で、体験談・感想・アンケートへの回答といった内容です。
リサーチもいらないのでスマホで対応可能。
文字単価は低いですが、Web上でお金を稼ぐ感覚を体験するのにぴったりです。
②ライティングを学ぶ
タスク案件がうまくいったので、さっそくきちんとした仕事を…というのはやめておいた方が無難でしょう。
おすすめできない理由は、完全な未経験者向けの案件に次のような特徴があるからです。
- 単価が低い案件しか取れない
- レギュレーションがあいまい
- フィードバックが雑
初心者が仕事を受けるときは、『文字単価』に注目します。1円いくらになるか示したもので、1文字1円なら1,000文字書いて1,000円の報酬を受け取れます。
この文字単価が、未経験者向けだと0.3~0.5円といった超低単価ばかりです。
ひどいものだと0.1円の案件もあります
文字単価0.3円で2,000文字の仕事を受けたとすると、報酬は600円。
初心者だと2,000文字書くのに3~4時間かかることも珍しくありません。時給換算で200円にもなりません。
レギュレーションやフィードバックが粗いことが多く、ためになる知識も入ってこないでしょう。
そんな仕事で消耗するよりは、先に独学やスクールで実力を養成する方がはるかに得です。
書籍の購入費用や講座利用料金はかかりますが、確かなスキルが身に付く上に、その後に得られる報酬のケタが違います。
おすすめの勉強方法はこちらの記事で紹介しているので、よかったら参考にご覧ください!
③ポートフォリオを作成する
独学やスクールでの勉強と同時進行で、自分のブログを運営することをおすすめします。
自分のブログは実績の代わりになるからです。
学んだスキルをふんだんに生かして、仕事にしたいジャンルの記事を載せておけば、採用担当者の目に留まりやすくなります。
できれば無料ブログではなく、サーバーをレンタルしてワードプレスのブログを作りましょう。
なぜなら、Webライティングの案件には、よく『ワードプレス入稿ができる方』という条件が載っているから。
ブログの運営にかかる費用は月額1,000円程度です。学べることは多いので、興味があれば始めてみましょう。
④クラウドソーシングサイトで案件に応募する
ライティング力を身に付け、ポートフォリオが用意できたら、クラウドソーシングサイトでプロジェクト形式の案件に応募します。
プロジェクト形式の仕事は実績や経歴を審査され、だいだいはテストライティングを受けることになるでしょう。
案件を獲得する確率を上げるのに重要なのは、実績・プロフィール・提案文です。
実績はブログ記事でOKなので、プロフィールと提案文のポイントについて見ていきましょう。
プロフィール作成と提案文のポイント
クラウドソーシングで仕事を獲得するには、プロフィールが重要です。
実績がない分、下記の3点に力を入れて作成しましょう。
プロフィール画像
プロフィール画像が未設定だと、あまり印象がよくありません。
顔写真がベストですが、顔を出したくなければ自分らしさを出せる写真やイラストでも大丈夫です。
私は娘のおもちゃ写真を加工した画像を使っていましたが、未経験から初めて『クラウドワークス
本人確認書類提出
クラウドソーシングサイトでは本人確認ができているかどうかで大きく信頼度が変わるため、必ず証明書類を提出しておきましょう。
それぞれのサイトのマイページから、プロフィールを充実させていけます。
自己PR
ライティングでは、あらゆる経験が役に立ちます。下記のような情報を入れて、500文字くらい書くのがおすすめです。
- これまで経験した仕事とその成果
- 仕事に対する姿勢
- 深い知識のある趣味
- 得意なこと
そして、採用されるためには提案文が重要!
志望動機では『自分のどういう経験がそのライティングに生かせるか』を強く主張します。
また、依頼者はすべての応募者のプロフィールページを見にいくわけではないため、資格や経験などアピールしたいことは提案文にも盛り込みましょう。
適宜、箇条書きや改行を入れて、読みやすくすることも大切です
⑤専門ジャンルを作って本格的な活動へ
ある程度実績を作った後で、どこで仕事をしていくかは人によりさまざま。
こちらから応募するケースもあれば、声を掛けてもらえることも少なくありません。
ただ、効率的にステップアップするなら、得意ジャンルを絞った方がよいでしょう。
特に専門知識が必要なジャンルは、破格な高単価案件もあるので狙っていきたいですね
Webライターの始め方はとても簡単!
Webライターの仕事に応募するのは、企業に転職するよりずっと簡単です。
年齢制限もありませんし、赤ちゃんの育児中だろうが、どこに住んでいようが関係ありません。
必要なのはクライアントの要求に応えることだけです。
しかし裏を返せば、ルールとマナーを守って、きちんとした文章を書けない人は相手にされません。
基礎的な部分だけはしっかり勉強して、よいスタートを切りましょう!