「おむつをやめたいけどおねしょが直らない」
「子どもにおねしょは気持ち悪いと気付いてほしい」
こんな悩みを抱えてるママ、いませんか?
3歳くらいまでならまだしも、4歳以降になるとさすがに周りの目が気になってきませんか?
私は娘を連れてビッグサイズのおむつを買うとき「トイレトレーニングもきちんとできない母親なんだ」と思われているのでは…と、被害妄想が爆発していました。
もうおむつ生活はいや~!
ごめんなさい…
ううん、おねしょはしょうがない。でもおむつって買うのも捨てるのも大変なの
だからきりんはあのズボンをはいて、おむつを卒業したのね!
娘はおねしょパンツを使うようになってから、それまで毎晩のようにしていたおもらしが徐々に少なくなり、約2カ月たった今では3日に1回失敗する程度になっています。
まだおねしょするけど、おむつ卒業したいなっていうママの参考になれば幸いです!
おねしょズボンとは?
おむつをやめようにも、幼児になってからのトイレトレーニングはなかなかうまくいきません。そんなときに活用したいのが、おねしょズボンです。
おもらしから布団を守る救世主
おねしょズボンとは、おしっこを受け止めママの安眠を守る防水ズボンです。肌に触れる部分は肌触りのよい素材を使い、中に防水性の高い素材を重ねてあります。
見た目はこんもりして、手にとるとややゴワつきを感じますが、子どもは特に違和感を覚えていない様子。
真夏は寝付くまではエアコンを入れてあげないと暑そうです。夏以外の季節は風通しをよくしておけば、寝付きに悪影響はないでしょう。
おねしょズボンのメリット
おねしょズボンを使うようになってから、物理的にも心理的にも、だいぶ負担が減りました。私が実感したおねしょズボンのメリットは次の3点です。
おむつ代がかからない
おねしょズボンを使うと、おむつは使いません。当たり前ですが、おむつを買う必要もありません。
うちの娘は4歳になっても夜のおもらしが直らず、1.5カ月に1度、ビッグサイズのおむつを買い足していました。
1袋1,000円としても、年間で1万円弱かかります。地味な出費ですが、ないに越したことはありません。
おねしょズボンは1度買ってしまえば洗って繰り返し使えます。コスパでいえば圧倒的におねしょズボンの勝利です。
買い物のついでに買うにはかさばるおむつ。この手間がなくなるのもおねしょズボンの魅力といえるでしょう。
子ども本人が気持ち悪いことに気付く
ある程度大きくなった子どものおむつ外しがうまくいかない原因の一つは、おむつの吸水性の高さにあるのではないでしょうか。
最近のおむつは高機能で、水分を吸っても表面はさらっとしています。そのためおしっこをしても肌触りは快適なままなんです。
うまく不快感を表現できない1歳児くらいまでは、デリケートな肌を守るためにも有効な機能でしょう。しかしトイレトレーニング期には、かえってそれがあだになります。
一方おねしょパンツは肌に触れる面がしっかり濡れるため、子ども自身が「おもらしして気持ち悪い」と気付きやすくなるんです。
朝おねしょしてたときは、自分でパンツに着替えるよ~
かさばるゴミが出ない
おねしょズボンを使えば、朝おむつのゴミが出ません。
おしっこを吸ったビッグサイズおむつは、ズシっとした重みがあります。燃えるゴミの日は週に2回なので、多いときは4個のおむつをため込むことになるんです。
これ、トイレの汚物入れに入りませんから!
だからうちのトイレには大きいふた付きゴミ箱があるのね…
日をまたいだ使用済みおむつは、かなりの異臭を放ちます。ゴミ箱にも臭いがうつるため、除菌スプレーを使った拭き掃除が欠かせません。
おねしょズボンを使えば、これらの手間から一気に解放されます。
これで失敗しない!おねしょズボンの使い方
便利なおねしょズボンですが、上手に使うにはちょっとしたコツが必要です。使用して2カ月たった私がたどり着いた、パーフェクト(?)な使いこなし術を伝授します。
防水シーツと防水パンツを合わせて使う
おねしょズボンで快適な夜を過ごすには、防水シーツと防水パンツが欠かせません。残念ながら、おねしょズボンだけでは4歳児のおしっこ量を完全には防げないんです。
普通のパンツ+おねしょズボンだと、ベッドパッドにしみ込みます。パッドを使用していなければ、マットレスにまで浸潤するでしょう。
これを防ぐには、防水シーツと防水パンツとのタッグが必要です。通常はおねしょパンツとおねしょズボンで食い止められますが、防水シーツは大洪水時の備えとなります。
娘が使っているパンツとシーツはこちらです
防水シーツの下までしみたことはないよ!
表裏反対にして洗う
おねしょ済みのズボンは、表裏をひっくり返してから洗濯機に入れましょう。
おねしょズボンは防水性が高いため、通常の形で洗濯してしまうと、内側にしみたおしっこを洗いきれません。そのまま洗うと、洗い上がったばかりなのに異臭がします。
うちは洗濯から乾燥までセットで回しますが、内向きになっていた表部分は乾ききっていないため、乾燥機から出した後に表裏を正しい位置に返して陰干ししておきます。
乾きにくいとの口コミもありますが、それは防水性が高いことの証明ともいえるでしょう。
パンツも表裏反対にして洗った方がにおいすっきり~
つけ置き洗いで消臭
おねしょパンツにしみたおしっこは、ツンとくる異臭を放ちます。どういうわけか、おむつよりも強くアンモニア臭が際立つようです。
洗濯量が多いときなど、普通に洗うと臭いを落としきれないことがあります。あまりに臭いがきついときは、予洗いをしてからつけ置き洗いをした方がいいでしょう。
なお、うちではつけ置き洗いで臭いが落ちることは分かったものの、どうにも面倒くさく、今では簡単に水洗いしてから洗濯機に入れて、ハイターかオキシクリーン投入でしのいでいます。
適当すぎますが、とりあえず臭いは落ちますよ~
おねしょズボンの失敗談
とても有能なおねしょズボンですが、何度か失敗したこともあります。購入を考えている人は、念のためこういうこともあるんだと頭の片隅に留めておいてくださいね。
寝相によっては漏れる
おねしょズボン+パンツに死角なし、と言いたいところですが、実のところ全く役に立たないときもあります。
それは腰から下が地面に対して垂直になっているときです。つまり立った状態だと、脚をつたっておしっこが漏れてくるわけです。
子どもってときどき変な寝方をしますよね。うちは上半身はベッドに寝て、腰から下は立った状態で寝ているときがありました。
そのときは床に水たまりが…シーツにしみるよりは後始末は楽でしたが、おねしょパンツが全く機能しなかったことに驚きました。
掛け布団の上に乗って寝てしまう子なら、掛け布団カバーも防水にするといいかもしれませんね
おもらしの量によってはしみ出す
おねしょズボン+おねしょパンツは完璧ではありません。水量によっては防ぎきれないこともあります。
うちも何度か、シーツまでしみたことがありました。なんとか防水シーツが防いでくれましたが。でもできればシーツまで洗濯したくはありませんよね。
大量のおもらしをした日は、前の日の夜にトイレに行き忘れたか、夜に飲み物を多めに飲んだときです。
寝る前に必ずトイレにいく習慣を付け、防波堤を突破する大量おもらしを防ぎましょう。
夜のおむつ生活から解放されよう
おねしょズボンをはいてもおもらしがなくなるわけではないのですが、汚れたおむつがなくなるだけで、ゴミの重量も心も軽くなる気がします。
ただ毎日ぶ厚いズボンを洗濯するとなると大変です。おもらしをする日のほうが多いのであれば、おむつをはくほうが手間がかからないでしょう。
失敗が3日に1回くらいになったら、おねしょズボンを使う頃合いかもしれません。娘はここのところ失敗がさらに少なくなってきたので、もしかしたらおねしょズボン効果かなと喜んでいます。
「おむつを買うのはもううんざり…」と思っている人がいたら、試してみてはいかがでしょうか。