Webライターを副業にするなら、最初にはっきりとした目標月収を決めておくべきです。
完全に未経験の状態からスタートするのであれば、3カ月以内に月収5万円達成を目標にするとよいでしょう。
初心者のうちから10万・20万と稼ぐのは難しいですが、半年から1年もすれば十分稼げる範囲です。
この記事では、全くの未経験・専門知識ゼロから月収5万円を達成するステップと、月収10万円以上を目指すポイントを紹介します。
3ヶ月目以降は、頑張り次第で天井知らずに収入を伸ばすことも可能です
クラウドワークスで月収5万円!必要な作業時間は?
副業を始めるときに考えるのが、本業とのバランスですよね。
子どもがいればお世話や触れ合いの時間も欠かせません。
Webライターで月収5万円稼ぐには、どのくらいの作業時間が必要なのでしょうか?
文字単価1.0円で80時間を確保!
本業を続けながら副業でそれなりに稼ぐには、スケジュールが多少厳しくなります。
特に初心者は単価が低いため、月に80時間くらいは必要です。
平日は毎日3時間、土日のどこかで5時間執筆にあてれば、1カ月で80時間になります。
文字単価1.0円まで持っていければ、1時間に1,000文字書くとして50時間あれば5万円分の執筆は終わります。
残り30時間は、その他の作業に当てる時間として余裕を持っておきましょう。
仕事のコツを覚えてしまえば、半年ほどで文字単価1.5~2.0円くらいまで上げることも可能です。文字単価が上がれば、同じ時間で倍稼げます
準備期間にやっておくこと
準備期間といっても、必要なのは1~2日だけです。
パパっと済ませて、なるべく早く仕事に応募しましょう。
クラウドワークスに登録する
普通のアルバイトのように転職情報サイトから申し込んでもいいんですが、初心者だと選べる案件がほとんどありません。
そこでまずは、『クラウドワークス
クラウドワークスは、Web上で仕事と求職者をつなげるプラットフォーム。
登録も無料なので気軽に利用できます。
ひとまずここで案件の量をこなし、実績と自信を身に付けましょう。
\ こちらから登録できます /
Webライティングの書籍を一冊読み込む
知識・経験が一切ない状態から応募しても、仕事はもらえません。
しかし仕事の流れや文章の書き方はそれほど難しくはないので、とりあえず関連書籍を一冊読んでおきましょう。
選ぶべき書籍ですが、最初の一冊は、初心者向けに解説されたものであることが大切です。
おすすめの書籍はこちら。
なかなかのボリューム感なので、ひとまず『3・4章』を重点的に読んでみましょう。
始めてWebライティングする人が、必ず知っておきたいノウハウが詰まっています。
すでに仕事を受注している人向けの書籍は、こちらの記事で紹介しています
Webライター検定3級を取得する
クラウドワークス
ワーカーとして登録すると受験できるようになるので、ひとまず3級を取得しましょう。
基本的なライティングスキルがあることの証明になるため、受注確率アップの効果が期待できます。
オンライン試験の強みを生かして、さきほど紹介した書籍を参考に回答すればOKです。
落ちる人も多いようなので、受験の際は下記の記事も参考にしてみてくださいね
Webライター1カ月目は慣らし期間
1ヶ月目の目標は仕事に慣れることです。
Web上で完結するやり取りが初めてだと、きっと戸惑うことも多いと思います。
ここが1番キツいところで、稼げるライター・稼げないライターに分かれるところ。
まずは案件を選んで記事を完成させ、納品して収入を得るまでの流れを覚えましょう。
1ヶ月目の収入目安は月収1万円
文字単価0.5円 × 2万文字 = 月収1万円
※ここからクラウドソーシングサイトの手数料が引かれます
初仕事は0.5~0.7円くらいの文字単価がおすすめです。
最初は1記事仕上げるにも時間がかかるため、無理のないペースで受注しましょう。
毎日書かないとコツを覚えにくいので、1週間に1、2本書けるのが理想です。
文字数は2,000~3,000文字の案件がおすすめ。
1,000文字以下だとWeb記事の構成の傾向が分かりにくくなりますし、4,000文字以上は長すぎて仕事のきつさしか印象に残りません。
とはいえ必ずしも理想的な仕事があるとは限らないので、文字数と記事数で調整していきましょう。
あまり稼げないのですが、ここで挫折せず踏ん張ることが大事!
Webライター2ヶ月目は本格始動
1カ月まるっと仕事したら、未経験者から初心者へレベルアップ!
ここからは今まで度外視していた収入アップを狙っていきます。
そのために必要な知識も同時に吸収していきましょう。
2カ月目の収入目安
文字単価1.0円 × 3万文字 = 月収3万円
※ここからクラウドソーシングサイトの手数料が引かれます
調子よく進んでいれば、2ヶ月目は長文をまとめる作業に慣れてくるころ。
3,000文字を2~3日に1本のペースで納品できるようになっているのではないでしょうか。
このペースで大きな修正なくスムーズに検収されているのなら、0.5円案件への応募はおしまいです。
次に狙うべきは1.0円以上の案件。この価格帯になると個人クライアント以外にも、企業クライアントも増えてきます。
レギュレーションもこれまでより少し厳しくなってくるので、まだまだ覚えることがたくさんあります。
初月に継続案件が取れていれば、1.0円案件が増えるまではキープしておきましょう。報酬が見合わなくなったら、正直にそう言って単価アップしてもらうか、キリのよいところで契約を打ち切りましょう
2カ月目にやるべきこと
2ヶ月目に入ったら低単価案件には見切りをつける段階です。
専業・副業にかかわらず、稼いでいるWebライターは0.5円以下の仕事は絶対に受けません。
ここでは、2ヶ月目にやるべきことを見ていきましょう。
経験者限定の案件に応募する
1カ月でもライティングの実績があれば、経験者案件に応募できます。
経験者案件は高いレベルを求められ、細かいマニュアルが用意されていることが多いです。
この細かいマニュアルがとても勉強になります。もはや無料のWebライティングスクールです。
大手メディアで執筆しているようなWebライターがこれらの案件に応募することはほとんどないので、ライバルは同じようなプチ経験者ライターになります。
クライアントは「この人はどんな記事が書けるのかな?」というところが見たいので、それまでに作成した公開可能な記事URLを載せておきましょう。
一ヶ月目から仕事を受けるときに「実績として公開できますか?」と聞いておくといいかもしれませんね。実績が公開できない場合のノウハウも、後半で解説します
当たり前にSEOライティングができるようになる
クラウドソーシングサイトから受けるWebライティングの仕事のほとんどは、SEOライティングといわれる案件です。
SEOライティングとは、Googleのような検索サイトで上位に表示されるための記事を書くテクニックのことをいいます。
本格的に勉強しようとすると時間がかかるので、とりあえずライティングに必要なところだけピックアップして覚えておきましょう。
完璧は目指さなくて大丈夫!
SEOライティングの書き方については、下記の記事で紹介しています。よかったら仕事前に1度目を通してみてくださいね。
Webライター3カ月目は視野を広げる
3ヶ月目に入ったら、もう初心者とはいえません。中堅ライターを名乗っていきましょう。
名乗るからにはそれなりの実力も兼ね備えておきたいところ。
おおまかにWebライティングを理解した今、翌月に収入アップするには、さらなるレベルアップが必要です。
3ヶ月目の収入目安
文字単価1.5円 × 4万文字 = 月収6万円
※ここからクラウドソーシングサイトの手数料が引かれます
文字単価1.0円のままでも月収5万円は到達できますが、3ヶ月目には1.5円以上の案件にチャレンジしましょう。
2ヶ月目までの案件を継続しながら、新しく仕事を探すとブランクなく移行できます。
未経験から1.5円は遠く感じるかもしれませんが、ある程度のSEOライティングができれば難なくこなせるレベルです。
文字単価1.5円だと、単純に言えば1時間に1,000文字書いて時給1,500円。平日の夜だけの作業でも、1カ月で6万円稼げるんです。
3カ月目ともなると執筆スピードも上がっているため、人によっては4万文字とはいわず兼業で8万文字書くことも珍しくありません。
月収は12万円!
3カ月目にやるべきこと
構成込みの案件に挑戦する
私が経験した範囲だと、初心者案件はほぼ本文執筆のみ。見出しと文字数が決まっていて、その中身だけ埋めるお仕事です。
しかしWebライターとして安定収入を得るなら、構成から入稿まで作成できるようになっておきましょう。
構成は指示されたKW(キーワード)から、ペルソナ・ゴール・タイトル・見出しを作ります。
本文の作成よりも、もう少し踏み込んだSEOの知識が必要なんですが、数をこなせば慣れてくるはずです。
構成から入稿までできるようになると、私の知る範囲では最低でも文字単価2円は下りません。
文字単価3円以上で安定すると、本業にした方が稼げるかも!
校正の仕事をプラスする
校正とは、ほかの人が書いた記事を見直して、誤字脱字・てにをはの正しい使用・表記揺れ・ファクトチェックなどをする仕事です。
他人が書いた記事のチェックはとても勉強になります。
特にうまいライターさんに当たったらラッキー。多彩な言い回しや文末表現のストックが増えて、自分の記事の品質も向上しますよ。
数は多くありませんが、校正のみの仕事も探してみましょう。
会社によっては、校正担当者がディレクションをすることもあるため、ステップアップになります
効率よく月収を上げるポイント
どんどん収入を伸ばしていくには、言われたことをするだけではなく、自分から積極的に動くことが大切です。
最後にプラスαで実践したい3つのポイントを紹介します。
受注率アップ!ポートフォリオを作る
ここまで段階的に月収を伸ばす方法を紹介してきました。でも、
そもそも最初の仕事を取るのが大変なんです。
なんせ実績がありませんから、クライアントの目に留まりません。
そこで作っておきたいのがポートフォリオです。
ただポートフォリオを作っても、初心者の場合は肝心の実績部分が空っぽですよね。
何も載せるものがないなら、いっそブログでサンプル記事を作ってしまいましょう。
サンプル記事は『はてなブログ』などの無料ブログで作成しても問題ありません。
ただし、見出し・ペルソナ設定など一般的なSEO記事のルール通りに執筆しましょう。
受けたいジャンルの記事を用意しておくと便利なので、1ジャンル1記事ずつ、丁寧に書き上げてみてくださいね。
SEO知識を増やす!ワードプレスでブログ開始
ワードプレスとは、ブログやホームページを簡単に作れるシステムの一つです。
Webライティングはワードプレスに記事を入稿するまでの仕事も少なくありません。
ついでに検索上位を獲得するための施策を勉強しておけば、実践的なSEO知識も身につくでしょう。
ただワードプレスは初期設定が難しい…。
始めるなら、簡単にワードプレスをスタートできるサーバーを選ぶのがおすすめです。
練習のついでにお小遣い稼ぎもできるので、始めて損はないかと思います。
私が使用しているのはConoHa WING
直接契約にトライ!高単価&安定収入を実現
クラウドワークスは初心者にとってはとても便利なサイトですが、経験が増えるにしたがって使いにくくなります。
なぜなら、低単価案件ばかりで、システム利用料を払わなければいけないからです。
仕事に慣れてきたらクラウドソーシングサイトではなく、単価のよい直接契約の仕事にチャレンジしてみましょう。
企業と直接契約すれば、システム利用料がかからないので働いた分がそのまま収入になります。
継続案件なら毎月定期的に仕事が入るため、わずらわしいテストライティングもありません。
切り替える目安は、月収5万円以上を3カ月キープできた頃です。
3カ月も継続できるのなら、記事のクオリティーが一定以上になっているということ。
ここまでくればセミプロの領域なので、あとは専門分野を作って自己ブランドの価値を高めていきましょう!
無理のない計画で収入を増やしていこう
限られた狭い世界しか知らなかった私でも、月収5万円は大きな壁ではありませんでした。
初心者の段階で大事なことは、基本に忠実に、根気よく続けることです。
この記事の例では3カ月で月収5万円でしたが、私は倍の時間がかかってもいいと思います。
基礎を覚えていけば実力がつきますし、執筆がこなれてくれば収入は自然と上がります。
自分のペースで無理なく継続して、今の収入プラス5万円を目指していきましょう!