人気女優や海外セレブも愛飲しているというボーンブロススープ。
実は女性にうれしい効果がたくさんあるんです
食材を変えれば味わいも変わるので、飽きることなく続けられます。
「作ってみたいけど、飲みきれるかな」と心配な人もいるでしょう。
そこで超簡単なスープのレシピに加えて、子どもたちにも食べられるアレンジレシピを紹介します!
作り方はとても簡単なので、毎日の食卓にプラスしてみませんか?
ボーンブロススープって?
料理や流行にうとい私。初めて「ボーンブロスできれいになる」と聞いたときは、食べ物とすら思わず「筋トレの一種かな?」と思いました。
ご存じの通り、本当は普通に飲んでるスープの一つです。まずは、ざっくりとボーンブロススープの魅力を紹介します。
骨から煮出した栄養たっぷりスープ
ボーンブロススープは、時間をかけて骨から出汁を取ったスープのことです。ブロス(broth)ってだし汁って意味なんですね。
使う骨は、豚・牛・鶏・魚、何でもかまいません。じっくり煮込むからうま味がしっかり出て、ほとんど調味料を使わないでおいしいスープが出来上がり!
うま味だけじゃなく、骨に含まれているさまざまな栄養素がスープに溶け出します。この栄養素が、美容や健康におおいに役立ってくれるそうです。
おいしいだけじゃなくて栄養満点って、パーフェクトすぎませんか?
まるでマルチサプリメント!ボーンブロスの効果
NYのスープ店から広まり始め、スーパーフードとして定着したボーンブロス。アスリートやモデルにも、ボーンブロスを習慣的に飲んでいる人がいるそうです。
ボーンブロスの効果って、具体的にどんなものなのかな?
お肌はぷるぷる、髪はつやつや
「健康できれいな肌をつくるために、必要な栄養素を取らなければ…」そう分かっていても、毎日細かいこと考えて料理するのって大変。
そこでボーンブロスの出番です。
ボーンブロスは、骨からしみ出したアミノ酸・コラーゲン・ミネラルなど、体作りに大切な栄養素がたっぷり含まれたスープです。
スープだから調理によって栄養を逃がすことなく、内側からハリのある美肌やツヤ髪にアプローチできます。
特に肌がしぼんで小ジワが気になり始める年代からは、自らうるおいを保てるように体を整えていきたいものです。
スープを添えるだけで美容によい食生活ができるって最高ですね
たんぱく質豊富でダイエット向き
無計画なカロリー制限ダイエット、これはアラフォーにはよくありません。
若くてもよくないかもしれませんが、アラフォー以降は悪影響がモロに表に出ます。
たとえ体重が落ちても、見た目が老けてしまっては満足いかないでしょう。
やはり必要な栄養素はしっかり取らなければいけません。
ボーンブロスには「たんぱく質」が含まれているから、体づくりに欠かせない栄養が取れます。
たんぱく質が消化しやすくなっているから、ご飯の時間が遅くなってもお腹への負担も少なくてすみます。
スープだけでいいのでカロリー控えめ。1食置き換えダイエットにもぴったりです
カルシウムで健康維持
アラフォー世代の女性は、カルシウム不足が気になっている人も多いのではないでしょうか。「加齢によって骨が弱っていく」とよく耳にしますよね。
丈夫な骨を保つのに大切な栄養素の一つがカルシウムです。
ボーンブロスはカルシウムが豊富。さらにリンやマグネシウムなどの重要なミネラルも含まれています。
「牛乳やにぼしは苦手~」という人は、ボーンブロスで栄養補給をしておくといいかもしれませんね。
スペアリブでボーンブロス!作り方のコツは?
作り方はとても簡単です。煮込むだけで微妙な味付けもいらないので、コンロさえ使えれば誰でも作れます。
ここではボーンブロスの基本的な作り方と、気に留めておきたい点を見ていきましょう。
体によくない?肉の選び方に要注意!
まずは使う肉を選びます。骨付き肉ならなんでもOKです。私がよく使うのは次の3点。
- 鶏手羽
- スペアリブ
- 牛テール
特にお気に入りなのが、近所のお肉専門店で買うスペアリブ。
骨から出たおいしい出汁がお肉にしみ込んで、箸が止まらないおいしさです。
ほかにもゼラチンの多い豚足やラムチョップなどもボーンブロスに使われます。
肉を選ぶときには、できるだけ「抗生物質不使用」のものを選びましょう。飼育する際、病気を防ぐために抗生物質を投与することが多いそうで、それらの薬物もスープにしみ出してしまうためです。
近くによい精肉店がなければ、オンラインでお取り寄せできる『ミートガイ』のような専門店を利用するのもおすすめ。
ミートガイでは肥育ホルモン剤や成長促進抗生物質などを含まず、牧草でのびのびと育てられたヘルシーなお肉が購入できます。
珍しい肉も売ってるので、BBQやパーティーも盛り上がる!
\ 作りたいときにすぐ手に入る /
下処理でスープの味を格上げ!
そのまま調理を始めてもいいんですが、肉の下処理をした方がおいしくて見た目もきれいなスープになります。
まずたっぷりのお湯をよく沸騰させて茹で、5分ほどたったら流水で肉を洗いましょう。茹でると血の塊を落としやすくなります。
下ゆでするのは血やアクを流すだけではなく、臭みや余分な脂を取り除けるからです。カロリーカットにもつながるので、丁寧に処理しておくと安心ですね。
肉の脂が出るので、下処理をしないとギトギトになるかも…?
水から弱火でじっくり茹でる
- 下処理したスペアリブ…500g
- ねぎの青い部分…2本分
- しょうが…2×2cmくらい
- 水1リットルくらい
- しょうがをスライスする
- 材料を全て鍋に入れる
- 弱火で2~4時間煮込む
鍋に新しい水を入れ、下処理が終わった肉とネギの青い部分、しょうがのスライスを入れて弱火で煮込みます。
しょうがを後から取り除かないのなら、千切りにしてしまえば子どももスープの具として食べやすくなりますよ
なお骨から成分をよく煮出すには、酢を少量加えるとよいでしょう。
ぐつぐつと煮立たせず、水がなくならないように、しっかりふたを閉めて2時間くらいでできあがります。
私は土鍋で余熱調理をしながら4時間ほど煮込みます
水から茹でるのは、肉のうま味がスープに溶け出しやすくするためです。
じっくり煮込むことでパサパサにならず、箸でホロホロと崩れるほど柔らかくなります。
また、きのこは60度くらいで最もうま味が出るため、シイタケやマイタケなどを入れるならこの時点で一緒に煮込んでしまうとよいでしょう。
ボーンブロスの煮込みに手間はたいしてかかりませんが、時間がかかります。在宅時間が短い人はスロークッカーがあると便利です。
スープと具に分けて保存する
- ざるでこしてスープと具に分ける
- 肉から骨をはずす
- 小分けにして冷蔵・冷凍する
肉がホロホロになっているので、骨は簡単に外れます。
大きめのシリコントレーなどを使い、スープも具も小分けにしておくと便利。
冷蔵なら3~4日ほど、冷凍なら2週間ほどはおいしく食べられます。
具ごとスープを食べるなら、小分けにする必要はないので①の工程は省いてOKです。骨もスープの中で箸でささっと取り除けます。
ボーンブロスをおいしく仕上げるコツ
塩で味付けしてそのまま飲んでもいいんですが、ひと手間かけるともっとおいしくなります。
脂とあくを一気に取る裏ワザ
コトコト煮込むと表面にかなり脂が浮いてきます。
余分な脂質を取らないよう、食べる前に1度冷やして脂を取り除きましょう。
- スープの表面にラップをぴったりくっつけるように乗せる
- 冷蔵庫でよく冷やす
- 脂が白く固まったらラップごと剥がす
こうするとラップに脂がくっついて簡単に取り除けます!
この取り除いた脂で作ったチャーハンもおいしい!
冷やす時間がない場合は、厚手のキッチンペーパーや、リードの『あくも油もとるシート』のような製品が便利です。
いろいろな野菜と組み合わせる
ボーンブロススープは、一緒に煮込む野菜で味が変化します。例えばこんな野菜やきのこを組み合わせてみてはいかがでしょうか。
- 玉ネギ
- セロリ
- ニンジン
- 大根
- レンコン
- シイタケ
組み合わせによって風味が変わるので、いろいろと試してみると楽しいですよ。何でも構わないので、冷蔵庫に残った野菜をパパっと片付けたいときにもおすすめです。
煮るだけ簡単アレンジレシピ
ボーンブロスをベースにした、アレンジレシピを紹介します。
中に入れる野菜は変えず、仕上げの味付けだけ少し変えるだけでも十分です。
大きな鍋でたくさん作って、スープ系の夕飯づくりを時短しましょう。
コンソメポトフ
- ボーンブロススープ 600~700mL
- ウィンナー 8本
- ニンジン 1本
- 玉ネギ 1個
- キャベツ 3~4枚
- ジャガイモ 中2個
- コンソメ
- 粗挽きブラックペッパー
- 材料を大きめに切っておく
- 耐熱容器にニンジンと大さじ1程度の水を入れて、レンジで500Wで約4分加熱する
- 2と全ての材料を鍋に全て入れて、沸騰してから弱火で30分ほど煮込む
- コンソメと黒こしょうで味付けし、パセリを振りかける
ボーンブロススープの出汁と塩分があるので、コンソメはそれほどたくさん入れなくても大丈夫です。
疲れて食事の支度が面倒な日にとても便利。煮る時間が少なくてもおいしいポトフになります
レンコンorナガイモのスープ
ごくシンプルに食べたいときは、スペアリブ+レンコン、またはナガイモがおすすめ。
ニンニクもしょうがも長ネギも入れたままで問題ナシ。最初からこのスープだけを作るなら、肉の下処理をした後に材料全て鍋に入れて煮込むだけでできあがります
- 下処理をしたスペアリブ 300g
- 水 600~700mL
- 長ネギの青い部分 1本分
- ニンニクスライス 2片
- ショウガスライス 2×2cmくらい
- シイタケ 4個
- レンコン or ナガイモ 中を1個くらい
- 塩 小さじ1/2~2杯
- (八角) 1片
- レンコンやナガイモを大きめに切っておく
- シイタケの軸と石づきを取っておく
- 材料を全て入れて2~4時間煮込む
- 塩で味を調整する
れんこんをホクホクにするコツは、輪切りではなく、なるべく縦長に切ること。輪切りだとシャキシャキしてしまいます。ナガイモはどう切ってもホクホクです。
細かい野菜が入っていないので、そのまま冷やしてラップで脂を取れます。スープはさっぱり食べやすく、お肉も食べればガッツリお腹も満足です。
八角はクセがあるので、子どもは嫌がるかもしれません。うちの子は八角のうち一角を入れただけで敏感に感じ取りました。入れなくても十分おいしいですよ
うま味たっぷり、子ども向けカレー
外れなしのアレンジといえばカレーです。スープは塩薄めで作っておくといいかもしれません。
肉入りボーンブロススープ 500mL
ニンジン 1/2本
タマネギ 中1個
ジャガイモ 中1個
シメジ 半株
ZEPPINカレールー(中辛)2片
お好みのカレールー(甘口)2片
牛乳…大さじ1~2杯
- 野菜を食べやすい大きさに切っておく
- 鍋にボーンブロススープと1、シメジを入れて弱火で30分煮込む
- 火を止めてルーを入れ溶かし、再び温めてとろみを付ける
- 牛乳を少量入れる
牛乳を入れるとまろやかになるので、辛いのが苦手な子どもや幼児も食べやすくなります。スパイスの効いたカレーがお好みの場合は、牛乳は入れない方がいいです。
カレーが好きじゃないという息子の友だちに、ひとくち食べて「これ、うまい」と言わせた味です。定かではありませんが、ZEPPINを入れると息子が「うまい」と言う気がします。
ボーンブロススープでおいしくきれいになろう
ボーンブロスは栄養がたっぷり詰まった、子どもから大人までおいしく飲めるスープです。
手作りボーンブロスの魅力は、余分な添加物が入っていない点でしょう。カロリーを抑えながら、美容や健康を維持したいときにもぴったり。
シンプルなので味に変化をつけやすく、飽きることもありません。毎日の食事の栄養バランスが心配なら、ボーンブロススープを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、ボーンブロスだけで必要な栄養素が全てカバーできるわけではありません。食事にプラスしたり、ファスティングに使ったり、うまく献立に組み込めるといいですね。